伊勢堂岱遺跡

伊勢堂岱遺跡について

秋田県北秋田市脇神
英名:Isedotai Stone Circles
米代川近くの段丘上に立地する環状列石を主体とする祭祀遺跡。遠方の山並みが一望できる段丘北西端に4つの環状列石が隣接して配置され、最大のものは直径約 45mに及ぶ。環状列石の下部には土坑墓がみられ、墓地と祭祀場を兼ね備えた空間と考えられている。環状列石の周囲には掘立柱建物や貯蔵穴が同心円状に配置され、土偶や動物形土製品、鐸形土製品、岩版、三脚石器、石剣などの祭祀遺物も多数出土している。周辺には環状列石が確認されていないため、広域にわたる複数の集落によって構築、維持・管理されたと考えられている。
特に有名な出土物が「巨大板状土偶」であり、逆三角形の胴体の上に顔という特徴的なフォルムをしている。これは200体近くの土偶の内完全な形で復元できた唯一の個体である。

概要

所属世界遺産名 北海道・北東北の縄文遺跡群
登録国 日本
登録年 2021年

地図

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