ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
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Photo by 世界遺産プラス:入り口付近の写真
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Photo by 世界遺産プラス:入り口
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Photo by 世界遺産プラス:エントランスホール階段
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Photo by 世界遺産プラス:エントランスホール
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Photo by 世界遺産プラス:イムーブルクラルテ
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Photo by 世界遺産プラス:イムーブル・クラルテ
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Photo by Kentaro Ohno
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Photo by na0905
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Photo by Kentaro Ohno
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ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-について
7ヵ国17の資産からなるトランスバウンダリーサイトであり、初のトランスコンチネンタルサイト(大陸間をまたぐ遺産)である。
半世紀に渡り建築された、アルゼンチンのクルチェット邸、インドのチャンディガール、日本の国立西洋美術館、フランスのマルセイユのユニテ・ダビタシオン、パリ郊外のサヴォワ邸などが登録物件であり、これらは建築の国際化をも示すものである。
【近代建築の五原則】
1・ピロティ
2・屋上庭園
3・自由な間取り(平面)
4・横長の窓(水平連続窓)
5・自由な立面(ファサード)
ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸

1923:パリ
コルビュジエの実兄であるアルベール・ジャンヌレと、スイスの銀行家ラウル・ラ・ロッシュのために作られた。現在はコルビュジエ財団の本部となっている。
レマン湖畔の小さな家

1923:スイス
コルビュジエが両親のために建てた、レマン湖畔の平屋住宅。「最小限住宅」という必要最小限の要素で住む人のニーズに答える設計思想が示された。
家具を動かしてパーテーションにすることができ、フレキシブルで機能的なレイアウトとなっている。
ペサックの集合住宅

1924:フランス,ペサック
工場労働者向けに建てられた、「最小限住宅」の思想を集合住宅に適用した例である。全51戸。5㎡のユニットを様々な形に組み合わせプレハブ化・規格化したが、外観をそれぞれカラフルにすることで画一的なイメージを回避している。
ギエット邸

1926:ベルギー,アントウェルペン
画家ルネ・ギエットの依頼でアントワープに建設された3階建ての住宅。1階:リビング、2・3階:アトリエとなっている。量産可能で安価ないわゆるシトロアン住宅(大衆車シトロエンにちなむ)である。
ヴァイセンホーフ・ジードルングの住宅

1927:ドイツ,シュトゥットガルト
ヴァイセンホーフ・ジードルング(Weißenhofsiedlung)とは、1927年に開催されたドイツ工作連盟主催の住宅展覧会のために作られた実験住宅群。ミースやグロピウスなどと共にコルビュジェも参加した。
コンクリート梁を使用することにより空間の新たな可能性を示し、内部の間取りを変更できる住宅のモデルとなった。
サヴォア邸

1928:パリ郊外ポワシー
サヴォワ邸と庭師小屋。「近代建築の五原則」の全てを体現しており、コルビュジエの傑作の一つとして挙げられる。
イムーブル・クラルテ
1930:スイス,ジュネーブ
コルビュジェ自身が初めて手がけた集合住宅。また、コンクリートに代えて窓や壁パネルなどにスチールフレームを用いた初めての作品。床にもガラスを使用し、全体として明るく開放的な空間となっている。
それでいてプレハブ化・企画化された計画や構造の考え方を示したとされる。
ナンジェセール・エ・コリ通りのアパート(ポルト・モリトーの集合住宅)

1931:フランス,パリ近郊
コルビュジエ自身が居住兼アトリエとしても使用した、9階建ての集合住宅。「近代建築の五原則」が適用されており、鉄とガラスを用いた近代的なファサードが特徴的。
マルセイユのユニテ・ダビタシオン

1945:フランス,マルセイユ
18階建て、全337戸の集合住宅で、最大1600人が居住可能。外壁はコンクリートの打ち放し。ユニットを重ねて建物を拡大していく「ドミノ・システム」が採用されている。
サン・ディエ工場

1946:フランス,アルザス=ロレーヌ
デュヴァル織物工場とも呼ばれるこの建物は、戦後復興の一環で進められた都市計画の一部として手がけられた。1階から3階までそれぞれ役割があり、作業効率を向上させる機能的な設計となっている。
クルチェット邸

1949:アルゼンチン,ブエノスアイレス
外科医であるペドロ・ドミンゴ・クルチェットの依頼にて作られた診療所を兼ねた住宅。日陰になる中庭を作るために棟はU字型になっている。コルビュジエにとって南アフリカ大陸唯一の作品ながら、後の南米の建築に影響をもたらした。
ロンシャンの礼拝堂

1950:フランス,オート=ソーヌ県
第二次大戦で破壊された教会を再建した。自由な造形は当初批判の的となったが、彫刻的建築の新たな形を確立したことが評価され後期コルビュジエの傑作とされるようになった。
カップ・マルタンの小屋

1951:フランス,アルプ=マリティーム県
コルビュジエの妻のために建てられた休暇用の小屋。外壁に木材を使用することにより丸太小屋のように見える。黄金比を元にコルビュジエが提唱した尺度「モデュロール」の思想に則って作られている。
チャンディガールのキャピトルコンプレックス

1953:インド
「輝く都市」「アテネ憲章」といったコルビジュエが提唱した都市の考え方に基づいて実行された都市計画。商業地区と行政地区に分けられた街路が特徴的であるが、これらのうち行政機関の建築物軍が世界遺産登録された。インド半島に多大な影響を与えたと言われている。
ラ・トゥーレットの修道院

1953:フランス,ローヌ県
カトリック系ドミニコ会の修道院。「近代建築の五原則」をさらに深めて設計された。地下礼拝堂には天井の円筒から外光が注ぐ荘厳な空間になっている。
国立西洋美術館

1955:東京上野
第二次世界大戦中フランス政府に差し押さえられていた松方幸次郎コレクションを展示するために建設された。日本政府はコルビュジェ に設計を依頼し、彼の弟子であった坂倉準三・前川國男・吉阪隆正が建設に携わった。
1959年に一般公開された。
フィルミニのレクリエーション・センター
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1953-1965:フランス,ロワール県
「文化の家」とも呼ばれる住宅とレクリエーションセンターが一体となった複合施設。都市生活を改善することを目的とした都市計画の一部として、フェルミニ市長の依頼で建設された。
コルビュジエが手がけたのは文化会館、ユニテ・ダビタシオン、サン・ピエール教会、スタジアムなど。
概要
登録国 | アルゼンチン , ドイツ , ベルギー , フランス , インド , 日本 , スイス | ||
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登録年 | 2016年 | ||
登録基準 | (i) , (ii) , (vi) | ||
分類 | 文化遺産 | ||
その他の特徴 | シリアルノミネーションサイト / トランスバウンダリーサイト / 建築 |
地図
ユーザーコメント
111件のコメント
この世界遺産に関するまとめ
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数ある世界遺産の中でもタイトルがとんでもなくイケてるやつがあるんだ。ちょっと中二っぽ…いや、失礼、なんでもない。とにか...
2018年05月09日
spacecowboy
2022
いいね! 0みみ
たくみとの初デート
いいね! 0旅好きおやじ
2023年12月訪問
た
numatch73
国立西洋美術館
いいね! 0MTD TIK
2023 チャンディーガル
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2022年5月
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2022年
いいね! 0ちゃーちる
上野のね
いいね! 0とわいちゃん
国立西洋美術館
いいね! 0Y
2016年訪問
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行った
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とおった
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とおった
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いくつか
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いくつか
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国立西洋美術館だけ
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1960fun
一応国立美術館とサヴォア邸行ったから、行ったことにしておくけど
いいね! 0こーへい
西洋博物館、ヴァイセンホーフ・ジードルングの住宅
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