(v)/(vii) 1級 の世界遺産
選択した項目: (v)/(vii), 1級
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アフラージュ、オマーンの灌漑システム
オマーン国内ではファラジ(複数形はアフラージュ)という灌漑施設が多数作られている。 それらは農業に用いられたり家庭用としても使われており、国内数千箇所ある中でも代表的な5つが文化遺産の登録範囲となっている。 西暦500年頃より使われており(一説には紀元前2500年にはあったとも)、土地の傾斜と地下の水路を利用し、水資源を公平に分配すしていた。 天体観測をす...
登録国 オマーン 登録年 2006年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
マルペロの動植物保護区
コロンビア西部の海岸からおよそ500㎞の太平洋上に位置する、総面積僅か3.5k㎡のマルペロ島に加えて8571.5k㎡の周辺海域からなる保護区。 自然美及び絶滅危惧種の存在が評価対象となっており、マルペロ海底山脈の作り出す複雑な地形を背景にウミガメや多種多様なサメが確認されている。 陸地においては数万羽のアオツラカツオドリが世界最大規模のコロニーを作る。
登録国 コロンビア 登録年 2006年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) -
カリフォルニア湾の島々と保護地域群
メキシコ北東部に位置し、バハ・カリフォルニア半島と北米大陸に挟まれたカルフォルニア湾に浮かぶ244の島々や海岸など9つの保護地域を含み大部分を海域が占める自然遺産である。 棲息している891種の魚類のうち90種は固有種であり、世界中の海洋哺乳類種の39%、クジラ類の3分の1の種が確認できる。
登録国 メキシコ 登録年 2005年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
西ノルウェーフィヨルド群‐ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
フィヨルドとは氷河の浸食作用によって形成され複雑な地形になったの湾や入り江のことである。 西ノルウェーのフィヨルド群は、ベンゲルの北東に位置し、とりわけガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルドは世界でも最大級の長さや深さを持っており、独特の景観を保持しており、岩壁から流れる多くの滝は美しい景観を形作っている。 海底にはモレーン(氷河で運ばれた氷堆...
登録国 ノルウェー 登録年 2005年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
香料の道-ネゲヴ砂漠都市
イスラエル南部のネゲヴ砂漠に位置する4つのナバテアの都市が登録対象で、「文化的景観」に指定されている。 地中海沿岸に延びる「香料の道」に連なるように築かれたこれらの都市は、紀元前から期限後まで盛んに行われていた乳香などの貿易の痕跡を残している。 要塞としての機能や灌漑システムを用いた農業景観などが評価された。 ハルザ、マムシト、アヴダト、シヴタ
登録国 イスラエル 登録年 2005年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
バムとその文化的景観
イラン南東部ケルマーン州のバムはイラン高原南端の砂漠地帯に位置する町で、「砂漠のエメラルド」とも呼ばれている。 アケメネス朝時代(紀元前6~前4世紀)より街としての機能を有したバムは7~11世紀に全盛期を迎え、交易ルート上に位置し絹や綿製品の生産地として栄えた。またアルゲ・バム(バム要塞)という都市遺跡でも知られる。 登録と同時に危機遺産リストにも記載...
登録国 イラン 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (v) -
マデリウ-ペラフィタ-クラーロル渓谷
アンドラ公国は、フランスとスペインとの国境をなすピレネー山脈東部の谷間にある小独立国。 このピレネーの高山帯のマデリウ-ペラフィタ-クラーロル渓谷には、岩肌の絶壁や、雄大な氷河といった厳しい自然の景観が残る。4つのパロキア(アンドラの行政区域)にまたがるこの遺産は、実に国土の9%にあたる4247haにも及び、住居や定住集落、段々畑や牧草地、石造りの道や鉄を...
登録国 アンドラ 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園
インド西部、グジャラト州に位置するの遺跡公園。 8世紀ヒンドゥー教を侵攻したラージプート族の王朝であるチャウハン朝の都として築かれた都市の遺跡である。 カーリカマタ寺院はヒンドゥー教の重要な聖地とされ現在でも多くの巡礼者が訪れる。 イスラム系であるムガル帝国に支配されている以前の都市としては、唯一完全な姿で残された遺跡である。
登録国 インド 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) , (vi) -
スマトラの熱帯雨林遺産
インドネシア西部スマトラ島の熱帯雨林遺産は、グヌン・ルセル国立公園、ケリンチ・セブラト国立公園、ブキット・バリサン・セラタン国立公園の3つの国立公園にまたがる自然遺産。 この熱帯雨林には、17の固有の属を含む1万種の植物、15の固有種を含む200種の哺乳類、21種の固有種を含む580種の鳥類が生息している。またスマトラオランウータンなどの絶滅危惧種もみられる。 ...
登録国 インドネシア 登録年 2004年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
ピーコ島のブドウ園文化の景観
ポルトガル領のピーコ島は、リスボン西方1500㎞の北大西洋に浮かぶアゾレス諸島で2番目に大きな火山島である。 ブドウ栽培の景観が広がっており、それらの作物を風や海水から守るために直線状の石壁が並行して延びている。まさに自然と人の手により作り上げられた「文化的景観」と言える。
登録国 ポルトガル 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
クタマク:バタマリバ人の土地
アフリカ西部の国トーゴの北東部に位置するクタマクは、隣国ベナン付近まで広がる文化的景観である。 少数民族のバタマリバ人の暮らす地であり、人々と土地の結びつきを表したタキエンタという泥で造られた塔状の住居は、トーゴの象徴ともなっている。 2階建で穀物庫を持つ円筒形のこの建物は村単位に密集し、儀式を行う場などと共に文化的な景観を形成している。 2...
登録国 トーゴ , ベナン 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (v) , (vi) -
ヴェガエイヤン:ヴェガ群島
ノルウェーのヴェガエイヤン(ヴェガオヤンとも)は北極圏にほど近いヴェガ(ヴェーガ)を中心とした数十からなる群島。 この地の人々は漁業やケワタガモの羽毛採取などで独自の質素な生活を営み、厳しい環境の中で独自の文化的景観を作り上げてきた。
登録国 ノルウェー 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
イルリサット・アイスフィヨルド
デンマーク領、グリーンランドの西海岸のイルリサットは、氷河部分とフィヨルド部分からなる40万haにも及ぶ地域。 世界で最も速く流れることで知られるセルメク・クジャレク氷河(ヤコブスハブン氷河)は、標高1,200mにもなる世界でも類稀れな氷河である。ここ分離され流れ出る氷の量は毎年40k㎡にもなり、南極大陸を除くと世界最大量である。
登録国 デンマーク 登録年 2004年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
ケブラーダ・デ・ウマワーカ
アルゼンチン北西端、アンデス山脈上に位置するウマワーカ渓谷は、グランデ川によって切り開かれた155.4㎞ほどの渓谷である。 インカ帝国の要塞集落、ブカラと呼ばれる遺跡が残る。 また、色鮮やかな地層が特徴的な「七色の丘」もある。
登録国 アルゼンチン 登録年 2003年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
ビンベットカのロック・シェルター群
インド中部、アディア・プラデーシュ州、デカン高原北部に走るビンディア山脈の山麓に位置する。 5つの自然石の岩塊には約400の岩窟があり、そこに描かれている壁画は、中石器時代から有史時代に渡って描かれたものである。 また周囲の21の村も同時に世界遺産登録された。
登録国 インド 登録年 2003年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
雲南三江併流の保護地域群
雲南省北部のデチェン蔵族自治州及び怒江リス族自治州を流れる三つの川、揚子江(金沙江)・メコン川(瀾滄江)・サルウィン川(怒江)周辺の15にも及ぶ保護区である。伝説のシャングリラの場所とされている。 地域内の気候は多様で、それによって豊かな植生が作られており多数の固有種や絶滅種をみることができる。
登録国 中国 登録年 2003年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x)