世界遺産好きの皆さんの場合スクリーンに世界遺産が映るとそっちに目が行きませんか?
今回は映画のロケ地となった遺産を集めて見ました。そのものズバリなところから意外な所まで…それでは見てみましょう
今回は映画のロケ地となった遺産を集めて見ました。そのものズバリなところから意外な所まで…それでは見てみましょう
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シュケリッグ・ヴィヒル
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ペトラ
【インディ・ジョーンズ 最後の聖戦】
ペトラ遺跡はアラビア半島の遊牧民であるナバテアの都市の遺跡です。
死海から80kmほど離れたヨルダンのペトラはギリシャ語で岩を意味し、600もあるという神殿の遺跡はその名前の通り、柔らかい砂岩を削って作られました。
とても広大で現在公開されているのは全体の1%ぐらいにすぎないそうです。
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦の舞台となり、インディ・ジョーンズが聖杯を探し最後に辿りついたエル・ハズネは、紀元前1世紀頃の創建。宝物庫という名前がついているものの、霊廟、葬祭殿、寺院など諸説あり、その使用目的は現在は謎とされています。
そして映画公開後にこの場所は一躍有名な観光地となりました。 -
武陵源の自然景観と歴史地域
【アバター】
武陵源は1970年代までは少数民族だけが暮らす未開の地で、中国の地図では空白の土地だったまさに秘境。
山水画のような風景で有名な桂林と共に、「男性美の張家界、女性美の桂林」とも表現されています。
欧米ではあまりに美しいアバターの世界観と現実社会とのギャップに絶望し、うつ病になる人が続出したとかしないとか。
それほどの美しいアバター世界のモデルになっているのが、ここ武陵源の巨石群なんです。
キャメロン監督は、映画の実写撮影がここで行い、岩の下方をコンピューター処理で消して、あたかも空中に浮かぶ岩のようにCG画像処理し美しい惑星パンドラとなりました。
そして中国政府は観光アピールの為にに、「南天一柱」だった山の名を「アバターハレルヤ山」と名称を変更した事も話題となりました。 -
ヴェルサイユ宮殿と庭園
【マリー・アントワネット】
フランス随一の豪華絢爛さを誇るヴェルサイユ宮殿。
ガーリー・カルチャーの”代弁者”と言える作風で少女の世界を映像化してきたソフィア・コッポラ監督は実際の宮殿を使って撮影する事にこだわりました。
熱心な思いにフランス政府が応えヴェルサイユ宮殿での撮影を特別に許可が与えられ、映画を観た女性は皆憧れを抱いた華麗で優雅な世界観の【マリー・アントワネット】は誕生したのです。
撮影されたのは一般公開されているマリー・アントワネットも使用した「王妃の寝室」ベルサイユ条約が調印された「鏡の間」など、他にも一般の立ち入り禁止になっている部屋でも撮影が許されました。
また、マリーがマリー・アントワネットとなる挙式のシーンでは宮殿にある本物の聖堂が使われたのです。 -
ザルツブルク市街の歴史地区
【サウンド・オブ・ミュージック】
雄大なアルプスに囲まれたザルツブルクは古くから近郊で採掘される塩によって栄えた「塩の城」であり、旧市街はまるごと世界遺産に登録されています。
そしてあの有名な「ドレミの歌」「エーデルワイス」数多くの名曲を生み出した映画サウンド・オブ・ミュージックはこの地で誕生しました。
音楽は勿論魅力的ですが、それに負けを劣らない美しいザルツブルクの景色。
冒頭のシーンで撮影された「ノンベルク修道院」やザルツブルク音楽祭が開催されるお馴染みの「祝祭劇場」。
そして「ミラベル宮殿の庭園」はドレミの歌のシーンで使用され、ここにある緑のトンネルを見たら思わず駆け抜けたくなるに違いありません。
そして2人が結婚式を挙げるシーンに出てきたモントゼー教区教会は内部のみ撮影されました。 -
北京と瀋陽の故宮
【ラストエンペラー】
【ベストキッド】
中国を代表する世界遺産「故宮」は、かつて「紫禁城」と呼ばれた世界最大の宮殿です。
そして清朝最後の皇帝を描いた愛新覚羅溥儀の生涯を描いた映画ラストエンペラーの舞台であり、ロケ地でもあります。
中国政府の全面協力のもと紫禁城を数週間借り切り撮影が行われ、今尚映画史に残る華麗な映像として語り継がれています。
しかしその後この場所での撮影は許可が降りる事はなく、ようやく撮影許可がおりたのは「ベスト・キッド」で、実に20年ぶりでありました。しかし撮影許可がおりたのはわずか2時間のみ。この2時間で必要分全て撮り終えたそうです。 -
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
・軍艦島
【進撃の巨人】
軍艦島は明治時代に発見された炭鉱で栄えた後、1974年の炭鉱閉山で無人になり廃墟となりました。
そして明治日本の産業革命遺産の構成遺産として世界遺産に正式登録される直前に、人間が巨人に襲われ、文明が崩壊したという世界観を俳優陣に体感させるため、樋口監督の強い希望でわずか2日ほどのロケが行われました。世界遺産に登録後同区域での撮影許可が下りることはほぼ不可能なので、この地で撮影された最後の映画であると言えます。
・万田抗
【るろうに剣心 京都大火編】
万田抗は日本の産業革命を支えると同時に石炭で栄えましたが、エネルギーの主役が石炭から石油に移行したこともあり1951年に採炭が終了、1997年万田坑は閉山となりました。
映画の冒頭、斉藤 一率いる警察隊が、志々雄真実一味のアジトに攻め込むシーンに登場します。
明治の遺構が残っている万田坑のレンガ造りの建物やトンネルでシーンは見応えがあります。
また撮影にはくまモンを駆けつけたそうです。 -
ワディ・ラム保護地域
【オデッセイ】
【アラジン】
【トランスフォーマー/リベンジ】
【レッドプラネット】
「月の渓谷」や「月の砂漠」とも呼ばれるワディ・ラム。
地球とは思えないその荒涼とした大地は火星を舞台としたオデッセイの映像として使われました。
レッドプラネットでもこの場所を火星の表面として、トランスフォーマーではエジプトに見立てて撮影されました。
オデッセイ主演のマット・デイモンは撮影時に「そこはあまりに特別な場所で、畏敬の念さえ抱いたよ。今まで見てきた中で最も素晴らしく美しい場所の一つで、地球上にこんな場所はないよ」と述べています。
いかがでしたか。もしかしたら皆さんの好きな映画にも世界遺産が登場しているかもしれませんね。もし他にもあったら是非教えてください。
アイルランドの南西にあるケリーの沖合16kmに位置する孤島。アイルランド語で「ミカエルの岩」を意味するシュケリッグ・ヴィヒル。山頂には588年にケルト人が建てたとされる修道院がたたずんでいます。
フォースの覚醒のラストシーンで登場したレイとルークが出会う島はここ、シュケリッグ・ヴィヒルで撮影されました。
そして2017年公開の最後のジェダイの撮影も引き続き、シュケリッグ・ヴィヒルで行われました。
その位置と険しい地形から、当時の住居などがよく保存されていて近代文明から隔絶された別世界。ルークが隠れ住んだ島に選ばれたのも納得です。
しかし、現在は残念ながら観光客の増加とともに遺跡の損傷が進み、島への渡航人数は制限されています。