トランスバウンダリーサイト/水利・灌漑 の世界遺産
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「国境を越える遺産」である。
国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。
自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。
国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
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アッピア街道:街道の女王
英名:Via Appia. Regina Viarum 古代ローマ時代に建設された全長約580kmの主要街道。ローマとアドリア海沿岸のブリンディジを結び、「街道の女王」と称される。優れた土木技術と設計により、軍事的・戦略的な目的で築かれたが、沿道の都市の発展や新たな集落の形成、農業生産や貿易の促進にも寄与。ラツィオ州、カンパニア州、バジリカータ州、プーリア州にまたがる複数の遺構が一つ...
登録国 イタリア 登録年 2024年 分類 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
トゥランの寒冷冬季砂漠
英名:Cold Winter Deserts of Turan カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの3カ国にまたがるトランスバウンダリーサイト。 トゥランはカスピ海の東側に広がる低地の砂漠であり、酷暑の夏と寒冷な冬という条件に適応した多彩な動植物が生息している。
登録国 カザフスタン , トルクメニスタン , ウズベキスタン 登録年 2023年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
シルクロード : ザラフシャン・カラクム回廊
英名:Silk Roads: Zarafshan-Karakum Corridor タジキスタン / トルクメニスタン / ウズベキスタンの3カ国にまたがるトランスバウンダリーサイトであるザラフシャン-カラクム回廊は、中央アジアのシルクロードの核心部で、東西の文化や経済交流の要所。 この回廊は866キロメートルにわたり、険しい山岳、肥沃な河川の谷、そして過酷なカラクム砂漠を結んでいる。 紀元前2世紀から1...
登録国 タジキスタン , トルクメニスタン , ウズベキスタン 登録年 2023年 分類 登録基準 (ii) , (iii) , (v) -
ヨーロッパの大温泉地群
英名:The Great Spas of Europe ヨーロッパ各地の大温泉保養地群。オーストリア・ベルギー・チェコ・フランス・ドイツ・イタリア・イギリスと、7カ国11の町にまたがるトランスバウンダリーサイトである。中でもイギリスのバースは単独で世界遺産登録されている。 相互に影響を与え合ったこれらのスパ文化は、入浴・療養といった機能だけでなく街並みもそれに合わせ発達しており、18...
登録国 オーストリア , ベルギー , チェコ , フランス , ドイツ , イタリア , イギリス 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ローマ帝国の国境線 - 低地ゲルマンリーメス
英名:Frontiers of the Roman Empire – The Lower German Limes ドイツのレニッシュ山塊からオランダの北海沿岸まで約400kmに渡りライン川の左岸に沿って続いているローマ時代の一連の遺産。砦や塔、基地や道路などが地中に埋まっている。 別登録遺産として、イギリスとドイツのトランスバウンダリーサイトとして同じ「ローマ帝国の国境線」が先立って登録されている。
登録国 ドイツ , オランダ 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
ローマ帝国の国境線-ドナウのリーメス(西部分)
英名:Frontiers of the Roman Empire – The Danube Limes (Western Segment) オーストリア、ドイツ、スロバキアにまたがるローマ時代の一連の遺産。道路、要塞とそれに関連する集落から軍の一時的なキャンプまでが範囲。 別登録遺産として、「ローマ帝国の国境線」および「ローマ帝国の国境線 - 低地ゲルマンリーメス」が存在する。 2021年の第44回世界遺産において、事前勧告では...
登録国 オーストリア , ドイツ , スロバキア 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
バッジ・ビムの文化的景観
英名:Budj Bim Cultural Landscape オーストラリア南東部、ビクトリア州にある死火山のバッジ・ビムに関連する文化的景観。 火山が作り出した地形において先住民によるうなぎの養殖といった巧みな水の利用などが評価された。これは数千年に及ぶ営みであり、永続的なエコシステムである。
登録国 オーストラリア 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
エルツ山地 / クルスナホリ 鉱業地域
英名:Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region ドイツのザクセン地方とチェコとの国境に位置するエルツ山地(クルスナホリ)は鉱山として12世紀から20世紀まで採掘が行われてきた。とりわけ15世紀から16世紀にかけてはヨーロッパで有数の銀の産出所となっており、技術革新の原動力となった。 採掘、輸送、そして集落などが鉱業のための一連のエコシステムが文化的景観として認められた。
登録国 チェコ , ドイツ 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
アウクスブルクの水利管理システム
英名:Water Management System of Augsburg ドイツのバイエルン州南西部に位置するアウクスブルクでは、14世紀より高度に発達した水利管理システムが作り上げられてきた。ドナウ川の支流であるレヒ川とヴァルタハ川が流れており、その水流を制し利用することがこの地に技術革新をもたらした。 給水塔やポンプ式機械、噴水や水力発電所など多岐に渡る水の利用は画期的であり、現在で...
登録国 ドイツ 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
テワカン=クイカトラン渓谷 : メソアメリカの起源となる環境
英名:Tehuacán-Cuicatlán Valley: originary habitat of Mesoamerica メキシコ南部の内陸部。 渓谷には柱状のサボテンや森林や絶滅のおそれのあるゴールデンイーグルなどが生息している。 またこの渓谷は大陸で最も古く、運河、井戸、水道橋、ダムなどの優れた水管理システムが残されている。
登録国 メキシコ 登録年 2018年 分類 複合遺産 登録基準 (iv) , (x) -
タルノフスキェ・グルィの鉛・銀・亜鉛鉱山とその地下水利システム
英名:Tarnowskie Góry Lead-Silver-Zinc Mine and its Underground Water Management System ポーランド南部のタルノフスキェ・グルィ郡に位置する鉛・銀そして亜鉛の鉱山、そして地下水利システムが登録対象。 同国内で15世紀以降に形成されたものとしては最大級のものである。
登録国 ポーランド 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
中世墓碑ステチュツィの墓所群
ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、モンテネグロの4カ国にまたがるトランスバウンダリーサイト(国境を越える世界遺産)。 「立っているもの」を意味するステチュツィは12〜16世紀にかけて作られた伝統的な墓碑であり、列状に配置された多くの墓石には装飾的なモチーフ・碑文などが刻まれている。
登録国 ボスニア・ヘルツェゴビナ , クロアチア , セルビア , モンテネグロ 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
「近代建築の五原則」を定式化し、20世紀の近代建築運動に多大なる影響を与えたル・コルビュジエの建築群。 7ヵ国17の資産からなるトランスバウンダリーサイトであり、初のトランスコンチネンタルサイト(大陸間をまたぐ遺産)である。 半世紀に渡り建築された、アルゼンチンのクルチェット邸、インドのチャンディガール、日本の国立西洋美術館、フランスのマルセイユのユニテ・ダビ...
登録国 アルゼンチン , ドイツ , ベルギー , フランス , インド , 日本 , スイス 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (vi) -
パドレ・テンブレケ水道橋の水利システム
メキシコ、メヒコ州とイダルゴ州に位置しメキシコ中央高原に延びる水道橋であるパドレ・テンブレケ。 パドレとは「神父」の意味であり、テンブレケ神父の水道橋と約されることもある。16世紀にフランシスコ会のテンプレケ神父が地元の協力の元完成させたものであり、新大陸での灌漑設備としては特筆すべきものである。 水源、泉、水路、水道橋など複数の要素が登録遺産となっている...
登録国 メキシコ 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
ラニ・キ・ヴァヴ:グジャラト州パタンにある女王の階段井戸
ラニ・キ・ヴァヴ(「女王の階段井戸」の意味)はインド北西部、パタンのサラワティ川の川岸に築かれた階段井戸。 階段井戸とはインド亜大陸における独特な地下構造物及び貯水システムである。 この場所の階段井戸の利用目的は単に井戸に留まらず、水の神聖性を祀った寺院としての機能も兼ね備えており、マル・グルジャラ様式により緻密で芸術性の高い仕上がりとなっている。
登録国 インド 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv)