交易路・巡礼路/戦争/洞窟・カルスト 2級 の世界遺産
選択した項目: 交易路・巡礼路/戦争/洞窟・カルスト, 2級
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アッピア街道:街道の女王
英名:Via Appia. Regina Viarum 古代ローマ時代に建設された全長約580kmの主要街道。ローマとアドリア海沿岸のブリンディジを結び、「街道の女王」と称される。優れた土木技術と設計により、軍事的・戦略的な目的で築かれたが、沿道の都市の発展や新たな集落の形成、農業生産や貿易の促進にも寄与。ラツィオ州、カンパニア州、バジリカータ州、プーリア州にまたがる複数の遺構が一つ...
登録国 イタリア 登録年 2024年 分類 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
パレスチナ初の遺産として登録された。 エルサレムの南約10kmに位置する生誕教会は、コンスタンティヌス1世の時代である2世紀にイエスの生誕地と考えられてきた場所に建てられた。創始は339年だが、6世紀の火災により焼失後に再建されたものが現在に残る。顕著な初期教会建築の特徴が見られる。 構成資産には生誕教会の他、アレクサンドリアの聖カタリナ教会、フランシスコ会・アル...
登録国 パレスチナ 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (vi) -
済州火山島と溶岩洞窟群
漢拏山の噴火によって出来た韓国最南端の火山島、済州島(チェジュ島:チェジュド)。 漢拏山自然保護区、城山日出峰、拒文岳溶岩洞窟群の3地域が構成遺産となった。 韓国の最高峰、漢拏山(1950m)の周りの自然保護区は、火山活動で生まれた滝や奇岩怪石、火山湖などの優れた景観美が特徴。 島の東端にある城山日出峰は海底噴火により誕生したもので、海面上に盛り上がり、...
登録国 大韓民国 登録年 2007年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
ル・アーヴル、オーギュスト・ペレによる再建都市
フランス・ノルマンディ地方に位置するル・アーヴルは、第2次世界大戦のノルマンディ上陸作戦で甚大な被害を受けた。 1945年から64年にかけてこの街を再建する為に尽力したのが現代建築の旗手オーギュスト・ペレであった。 新市街は以前の町並みを活かしながら新たな建築素材・技術により作られた。戦後、各地で行われた復興都市の中でもとりわけ優れた成功例として知られる。
登録国 フランス 登録年 2005年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
モスタル旧市街の石橋地区
ボスニア・ヘルツェゴビナ南部、ネレトヴァ川の渓谷沿いの古都モスタルは、15~16世紀にはオスマン帝国の国境の町として栄え、19~20世紀のオーストリア・ハンガリー帝国時代にも発展を遂げた。 水面から20mの天空にかかる古橋はスターリ・モストと呼ばれており、オスマン帝国の宮廷建築家ミマール・スィナンの設計。 この橋とトルコ風の古い町並みは、1990年代のユー...
登録国 ボスニア・ヘルツェゴビナ 登録年 2005年 分類 文化遺産 登録基準 (vi) -
紀伊山地の霊場と参詣道
一般的には「熊野古道」の名称で知られ、日本で初めて『道』が登録対象となった遺産であり、また日本初の「文化的景観」でもある和歌山、三重、奈良にまたがる文化遺産。 紀伊半島・紀伊山地にある、自然崇拝を起源とする「熊野三山」(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)と「高野山」、「吉野・大峯」に参詣道を含む広範囲に渡る遺産。神仏習合の宗教観を残す。 20...
登録国 日本 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi) -
フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
スペイン北西部のキリスト教聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へと続く巡礼路の、フランス部分。 4本の道(「トゥールの道」「ル・ピュイの道」「トゥールーズの道」「リモージュの道」)とそれらの沿道の遺産(サン・ガディアン大聖堂、サン・セルナン教会、ポン・デュ・ディアブルなど)が登録範囲である。 また、単独で世界遺産となっているモンサンミッシェルや...
登録国 フランス 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
オーストラリアの哺乳類化石地域(リヴァーズレー/ナラコーアテ)
オーストラリア大陸の南と北に位置する、哺乳類の化石が発掘された二つの地区。 クイーンズランド州・リバーズレーでは2500万~500万年前の化石が発見された。 一方南オーストラリア州のナラコーアテでは20万~1万8000年前の化石が発見された。特に洞窟内で見つかったティラコレオ(フクロライオン)の化石が有名である。
登録国 オーストラリア 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) , (ix) -
ハロン湾 - カットバ諸島
ベトナム北東部に位置する、中国の武陵源や桂林に似ているため「海の桂林」とも称される景勝地である。 3000余りともいわれる大小様々な形の石灰岩の島が点在しており、無人島にはフランソワリーフモンキーやファイールルトンが生息している。 2000年に登録基準が追加され、2023年にはカットバ島を含むエリアが拡張登録され名称も現在のものに変更された。
登録国 ベトナム 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
フエの歴史的建造物群
フエはベトナム中部、南シナ海に面する旧都で、19〜20世紀に栄えた グエン朝の建造物が多く残っている。 1802年再統一されたベトナムの首都となり、サイゴンの太和殿がフエに移されるとともに、北京の柴禁城を模してその4分の3サイズの王宮が建造された。ベトナム戦争では甚大な被害を受け、その多くが破壊されてしまった。 ユネスコ事務総長をして「賞賛すべき建築上...
登録国 ベトナム 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群
スペイン西部の聖ヤコブにゆかりのある聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ巡礼するための道と途中の街などが複合的に登録された遺産であり、いわゆる「道の遺産」である。 エルサレム、ローマと並んでキリスト教徒の最も重要な巡礼地のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへはフランス人が多く巡礼したことから「カミノ・フランセス」と呼...
登録国 スペイン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
九寨溝の渓谷の景観と歴史地域
四川省成都の北400kmに位置する九寨溝は、岷山山脈中の秘境として知られ、渓谷・湖沼・瀑布が点在する景勝地である。 100以上ある湖の中で、特に「五花海」は美しいとされている。 またジャイアントパンダ・レッサーパンダ・金絲猴等の貴重な動物が生息する保護区ともなっている。
登録国 中国 登録年 1992年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) -
シュコツィアン洞窟群
スロベニアの南西部、クラス地方にあるカルスト地形の洞窟群で、世界最大級の地下渓谷を誇る鍾乳洞である。 クラス地方という名称が「カルスト」の語源となったことで知られる。 1万年前より人が住んでいた形跡がみられ、洞窟内では寺院が作られていた。
登録国 スロベニア 登録年 1986年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)
ポーランド南部オシフェンチム(ドイツ語ではアウシュビッツ)に位置する。 第二次世界大戦でナチス・ドイツが作った強制収容所。ポーランドを占領したナチスはこの収容所にユダヤ人やポーランド人を連行し、強制労働をさせたり殺害したり等行った。一説にはこの地で数百万人が亡くなったと言われている。 現在は博物館となっており殺害の行われたガス室や犠牲者の衣服などを...
登録国 ポーランド 登録年 1979年 分類 文化遺産 登録基準 (vi)