トランスバウンダリーサイト/産業遺産/水利・灌漑 イラン の世界遺産
選択した項目:
トランスバウンダリーサイト/産業遺産/水利・灌漑, イラン
「国境を越える遺産」である。
国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。
自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。
国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
検索結果 4 件中 1〜4 件表示
並び順 :
-
英名:Trans-Iranian Railway
イラン北部のカスピ海と南部のペルシャ湾を結ぶ、全長1,394kmの鉄道。
1927年から1938年にかけて建設されたこの鉄道は2つの山脈と高地や平野など様々な環境の中を通されており、大小数多くの橋と224にも及ぶトンネルが作られている。
| 登録国 |
イラン |
| 登録年 |
2021年 |
分類 |
文化遺産
|
| 登録基準 |
(ii)
, (iv)
|
-
イラン国内に点在する灌漑システムで、地下水路として作られたカナート。
乾燥した砂漠では、農業を営む恒久的な集落は、古代のカナートによって支えられている。
渓谷上部の沖積地の帯水層から、何キロにも渡って重力に従い地下トンネルを水が流れてくる灌漑システムであり、この仕組みを代表する11のカナートが登録範囲。
一部は同国の文化遺産である「バムの文化的景観」と重な...
-
イラン国内に点在する9つの庭園から成る遺産であり、「文化的景観」とされている。
紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアを開いたキュロス2世の時代を起源としており、様々な気象条件に合わせて作られた庭園群。パサルガダエ庭園やエラム庭園で知られている。
灌漑と鑑賞の役割を持った水路によって4区画に分割され、エデンの園や、ゾロアスター教が重要視している「...
-
イランのフーゼスターン州にある古代からの要塞都市シューシュタルに残る水利施設。
この水利施設は、ダレイオス1世の時代である紀元前5世紀頃に造られた。
カルン川に作られた二つの運河を含み、そのひとつガルガー運河は現在でもシューシュタル市に水を供給しており、また農場などを潤している。